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皆様に出来ること      HALからのお願い

動物の世界にはまだまだ悲しい、聞くに堪えないお話しがたくさんあります。
そんなお話しを聞いたり見たいする事は辛いですよね。

それならば、少しでも出来ることをしませんか?自分だけでもいいんです。
何かの機会に耳に入ったり画像を見せられたりしても、悔しくないように「自分は出来ることしているんだ」と思えるように。

私は初めて飼った犬を大手のペットショップで購入しました。ゴールデンレトリバーの晴(はる)です。
晴は特に大きな病気をしたわけでもなく12年であちらの世界へ帰りました。
今まで何も疑問に思っていませんでした。

ですが、近年悪質なブリーダーのニュースをちょくちょく耳や目にするようになりました。
ゲージを何段にも積み重ねその中で一生一度も外に出されることなく子供を産ませ続けさせられるのです。
そして経営が立ち行かなくなり放置され、犬たちは餓死、生きていても酷く衰弱した状態で保護団体さんにより保護されるという内容のニュースです。

こういうブリーダーはなぜ産まれたのでしょうか?
犬や猫が高い価格で売れるからです。
そして個人宅などで産まれた犬や猫であっても数万円で引き取るショップがあるのです。

もちろん購入している私達が悪いとは思いません。
一番いけないのは、動物という生き物を商品にしているにも関わらず、生き物扱いせず商品と同様に扱い、ビジネスを続けるショップだと思います。

生き物を使ってビジネスをする職業にはそれなりの規則をもうけなければ、こういう結果になるということがわかりました。
これから動物愛護法にもっともっと命の取り締まりを強化して頂きたい所です。

では私達はどうすればいいのでしょうか?

純血種の犬や猫を飼いたい方は、動物に愛情を持って本当に良い血統を世に残していきたいとお仕事をされているブリーダーさんから購入しましょう。
良いブリーダーさんは現在産まれている子犬を見せてくれます。親や兄弟も見せてくれます。
母犬が健康であることは絶対条件です。ゲージに閉じ込めたりなんてことはありえません。
食事、運動、ストレスなど十分に気をつけた生活を送っていることでしょう。
あなたの家族にあった性格の犬を紹介して下さるでしょう。購入後もなんでも相談にのって下さるはずです。
正し、良い環境にお住まいであれば自然と遠方に出向かなければならなかったり、産まれてくるまで長い時間を待たなければならなかったりすることは、ショップと違い少々不便もあります。
ですが、これが生き物をビジネスにした本来の自然な形です。

ペットショップのすべてが愛情がないショップだとはもちろんいえません、ですが悪質なブリーダーから動物を卸している可能性があるといえます。

ゴールデンレトリバーの晴は1才を過ぎたあたりから最期まで皮膚を患いました。
病院にも行きましたし、いろんなフードを試しました。シャンプーも自然の物にしました。
でも治ることはありませんでした。



うちのお向かいさんもゴールデンを飼われました。でも晴よりずっと早くに病気で亡くなりました。
痩せてしまったワンちゃんを毎日病院へ連れて行かれる飼い主さんの気持ちを想うと涙が出ました。

買ってすぐに死んでしまった病気が発覚すれば、ショップは交換してくれます。
でも購入後しばらくしてから病気にかかっても後天的な物だと思いますし、生き物ですからいろんなことがあっても
ショップに原因があるとはなかなか考えません。

でも今、ペットショップでワンちゃん、猫ちゃん(特に人気のある種)を購入されたことのある方にお聞きしたいのです。
あなたのペットちゃんは生涯を通して健康でしたか?

母体であるお母さんの健康に十分気を使い、病気などの出ていない個体同士を掛け合わせ本当に良い種の保存を目指しているブリーダーさんの所で産まれたワンちゃんだったら、晴のようなワンちゃんは産まれてきただろうか?

今、そんな風に思うのです。

良いブリーダーさんと、悪質な愛情の無いブリーダーに違いがあるとすれば、こういう所ではないでしょうか?

本当に愛情を持って仕事をされているブリーダーさんから購入することは、悪質なブリーダーにNOと言うことが出来ます。


もう一つ、純血種じゃなくてもいいよ、パピーじゃなくてもいいよとお考えの方へ。

是非、里親をしてあげてください。

フェレット4匹、犬2匹、猫4匹里親経験のある私から里親にしかないメリットをお伝えします。

まず大人になっているということは、落ち着いています。
家の中の物を壊してしまったり、人や物をカミカミする時期も終わっています。
のんびりと程良くその動物の良さを感じることが出来ることが多いでしょう。

・・・もちろん個体差はありますが、私はハッキリとそれを感じています。
子育てと同じでパピーとの時期はゆうなれば嵐のように過ぎて行きます(笑)
そして少々物が壊れ(大型犬では階段の2段目位は形がなくなります)生活もパピーに合わせなければなりません。

里親を1匹するということは、今殺処分寸前の犬を迎えるスペースを保護団体さんに与えることにもなります。
とっても有意義で意味のあることです。


殺処分がゼロになる為に出来ることをご紹介します。

@動物を飼える環境がある方は里親をする(無理の無い愛情の生き届く範囲で)
環境の他に、人生で予測可能な事は出来る限り予測して飼う事が出来るのか考えてから飼いましょう。

A出来るだけ一生飼う
もしも予測不可能な出来事により飼えなくなった場合は人同士の助け合いだと思います、
責任を持って里親を探しましょう。

B産ませない
去勢・避妊手術をする。本当に良い血統を残したいとお仕事されている方に任せましょう。



殺処分の制度がなくなり、里親を探すシェルターが当たり前になるといいですね。
早い時期から展示販売するペットショップはなくなり、生き物として社会性を身につけさせつつ販売してくれるブリーダーさんのみが動物を販売出来るようになるといいです。
それから動物を飼う前の手順がもう少し厳しく、難しくなるべきと私は考えます。



ワンちゃんもネコちゃんも私達と同じ感情があり、痛みがあり、ストレスがあります。
そんな動物達に私達は知らず知らずに苦しみを与え、人に都合よく暮らしてきました。

でも気が付いたら変えて行きませんか?

皮や毛皮製品、フェイクで十分ですよね。
洗剤、化粧品、動物実験をする必要の無いオーガニック製品や自然な物に少しずつ変えて行きませんか?

無理をせず少しずつでもいいと思います。少しずつでも私達が購入する物を変えていけば、そういう商品が増えて行きます。

私も家族がいますので自分の意見で決断出来ない部分もあります。ですが、自分ひとりの決断なら断然出来ることをします!

                                             2015 Hal


 
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